
住宅の不同沈下・地盤改良、自然災害による住宅被害の復旧工事等、住宅の基礎地盤の全てのご相談に応じます。WASC(ワスク)は住宅の基礎と地盤の専門会社です。
今日からすぐ役立つ住宅地盤行学実践道場
|
|
40数年前は地盤調査も地盤補強もあまりなされていませんでしたので、多くの住宅が不同沈下しました。その後の阪神大震災以降、地盤調査は当たり前となり、地盤補強も多く実施されてきました。 |
平素は大変お世話になり誠にありがとうございます。
弊社は本年4月11日をもちまして、創業20周年の節目を迎えることができました。ここまで歩んでこられたのも、ひとえに皆様からの温かいご支援とご指導の賜物と、心より感謝申し上げます。
創業以来の想いである「そこに住む人の生命と財産を守りたい」という志を胸に、安心・安全な住宅地盤の実現を目指し、本年も「基礎塾」を開催する運びとなりました。つきましては、以下の通りご案内申し上げます。
本講座では、従来より重視してまいりました「平時の不同沈下防止」を柱に据えるとともに、近年頻発する自然災害による宅地被害を踏まえ、「自然災害からの減災」にも焦点を当てた内容を盛り込んでおります。基礎塾の根幹となる趣旨は大切に守りつつ、新たな知見やテーマも少しずつ取り入れ、職種やご経験を問わず、皆様の日頃の業務に役立てていただける実践的な学びの場となることを目指しております。
基礎塾では、これまで毎年、年明けに年間講座の企画・ご案内を行い、4月より講座を開講、地盤調査や地盤補強工事等の施工実演見学を6月〜9月に実施してまいりました。しかし、見学時期が盛夏にあたるため、気温が35度を超える日も多く、参加者の皆様の体調への影響が懸念される状況となっておりました。こうした事情を踏まえ、昨年度より講座内容の見直しを行い、施工実演の見学時期も再検討いたしました。今年度は、以下の通り【9月から翌年2月まで】の全6回にて講習会を開催させていただきます。受講者の皆様にとって、より安全で実りある学びの機会となりますよう努めてまいります。
住宅を対象とした地盤調査および地盤補強は、ある住宅会社が1976年頃に不同沈下の防止を目的として取り組みを開始したのが始まりとされており、1995年の阪神・淡路大震災以降、法制度の整備とともに一気に普及し、現在に至っています。
昨今では「不同沈下は減ってきた」との声も聞かれますが、弊社で取り扱っている案件数に大きな変化は見られません。中には、「いまだにこんな施工が行われているのか」と驚くような事例や、地盤保証制度を隠れ蓑とした調査・補強工事も見受けられます。
こうした状況を踏まえ、今年度の基礎塾は単に新しい知識を得る場ではなく、現時点で「正しい」とされている調査方法や施工内容を再確認・再認識する機会と位置づけています。平時の不同沈下ゼロの実現を目指し、あらためて基本に立ち返る講座内容として構成いたしました。
近年は毎年のように、大規模な自然災害が各地で発生しています。傾斜地では土砂崩れや石垣・擁壁の崩壊、平坦地では浸水や液状化など、いずれも「地盤そのものの被害」と言えます。
被災された方々からは、「まさか自宅が被害に遭うとは思わなかった」とのお声を、これまで幾度となく耳にしてきました。
この「まさか」を少しでも減らすために、弊社が独自に作成した『宅地の災害耐力カルテ』を活用し、宅地の安全性を事前に評価・把握することの重要性について、本講座で解説いたします。災害を「想定外」で終わらせず、備えることの第一歩として、ぜひお役立ていただければ幸いです。
ここ数年、住宅着工戸数は緩やかに減少しており、今後も大幅な増加は見込みにくい状況です。一方で、毎年各地で発生する豪雨による土砂災害や浸水など、自然災害による宅地被害は増加が懸念されています。
これまでの不同沈下対策は「平時」の宅地安定が主眼で、自然災害への備えは十分ではありませんでした。しかし今後は、防災・減災の観点から地盤調査や補強工法の選定が重要となっています。
弊社作成の『宅地の災害耐力カルテ』を活用し、宅地の健全性を把握して危険箇所を明らかにします。危険箇所には適切な対策を講じ、人的被害の防止や早期復旧を目指します。本講座では、過去の被災事例をもとに、対策手法や考え方を詳しく解説します。
第17回基礎塾を次の通り開催します。
会場 | 内容 | 開催期間 | 会場となる 施設名※1 |
最寄駅 | 時間※2 |
大阪 | 通常講座 | (2)WASC彩都試験場 |
茨木駅 |
[講座※2] 10:00~16:30 [施工実演見学※2]10:00~12:00 (会場に全員集合し、バス移動の時間を含む) |
|
東京 | (1)戸田市文化会館 (2)積水ハウス建設 東京 |
JR埼京線 戸田駅 |
[講座※2] 9:30~16:00 [施工実演見学※2]9:30~10:30 |
※1 会場は予約の都合上、変更する可能性があります
※2 天候や講座内容により変更の可能性があります
住宅の地盤調査が始まってから40年以上が経ちますが、不同沈下事故はいまだに減少していません。その主な原因は、地盤判定の方向性そのものに誤りがあるためです。さらに、近年頻発する自然災害により、多くの宅地で被害が発生しています。
本講座では、平時の不同沈下については次に示す5大原因を正しく理解し、どのように判定すべきかを解説します。また、自然災害による宅地被害の軽減については、宅地の災害耐力カルテも用いて、宅地の自然災害に対する危険性について関心を持ち、おおまかな宅地の健全性を知る方法を解説します。
1.支持力不足 2.宅地自体の沈下 3.設計・施工ミス 4.自然災害 5.近隣工事
会場と日程※1※2 | 講座 | |
大阪 | 東京 | |
9月26日(金) | 9月9日(火) |
講座名と講師不同沈下の現状と関係法令 (髙森洋) 講座内容
施工実演の有無と施工協力会社 /ゲスト講師/講演テーマ※3実演:無し |
10月30日(木) | 10月23日(木) | 講座名と講師地盤沈下と表層の地盤改良工法 (髙森洋) 講座内容
施工実演の有無と施工協力会社 /ゲスト講師/講演テーマ※3実演:無し |
11月中旬 (予定) |
11月25日(火) | 講座名と講師不同沈下を防ぐための地盤調査方法 (髙森剛) 講座内容
施工実演の有無と施工協力会社 /ゲスト講師/講演テーマ※3実演・大阪(株) WASC基礎地盤研究所、 (株) トラバース 実演・東京:(有) 近藤地質調査所、 (株) トラバース |
12月中旬 (予定) 1月中旬 (予定) |
1月中旬 (予定) |
講座名と講師不同沈下を防ぐための地盤補強工法 (髙森剛) 講座内容
施工実演の有無と施工協力会社 /ゲスト講師/講演テーマ※312月中旬(予定)、1月中旬(予定)
実演: (株) トラバース 12月23日(火)、1月中旬(予定)
実演: 無し |
2月中旬 (予定) |
2月下旬 (予定) |
講座名と講師自然災害に強い宅地と地盤補強工法 (髙森剛) 講座内容
|
一部の講座のみの受講も可能ですが、各講座は連動しており、一部の講座のみ受講では分かりづらいと思います。このため、初めて受講される方は全ての講座を受講される事をお勧めいたします。
基礎塾は過去16回開催しており、その時代、時期を見据えながらカリキュラムを組み、解説して参りましたので、当初の内容と現在の内容では大きく変わっている内容が多数あります。このため、以前受講された方々にも現在の知見を再確認して頂きたく、再受講をお勧めしております。なお、受講料は通常受講の半額とさせていただきます。
重複の割引はできかねますのでご了承ください。
全講座で使用します
昨年、髙森洋が3冊目の著書を出版しました。長年の基礎塾で解説してきた内容をまとめたものです。
あえて専門書とせず、業界経験の少ない若手の方でも気軽に読んでいただけるように書きました。
定価:本体2700円 + 税
体裁:A5判・216頁
2月の講座で使用します
自然災害による宅地被害対策の第一歩として、宅地の自然災害に対する危険性について関心を持ち、おおまかな宅地の健全性を診断するツールです。
宅地の災害耐力カルテ(A4判・36頁)
宅地の災害耐力カルテ解説書
(A4判・140頁)
※1と2を同時にお買い求めの場合は、2,200円(税込・送料別)とさせていただきます
※いずれの書籍も講座当日に受付で内容確認の上での購入も可能です(この場合は後日お振込みをお願いいたします)
Copyright © 株式会社WASC基礎地盤研究所. All Rights Reserved.